読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

007 消えそうな火

そんな小さな変化を喜ぶ余裕もないほどに
この年は仕事面で対処すべき課題が多く
一難去ってまた一難、という毎日でした。
周りの人は皆、敵に見えていました。

ある日、史上最悪のトラブルが発生しました。
こころを無にして嵐を乗り切ったものの、
燃えつき症候群とでもいうのでしょうか、
仕事に対する意欲がなくなるどころか、
なんで今まで頑張れていたのかさえ、
全くもって、さっぱりわからなくなりました。

それは自分の命の灯が何かの拍子にふっと
消えてしまいそうな、薄ら寒い感覚でした。

なんとかしなければ。
でも新しいなにかを始める気力はもうない。

唯一の選択肢が、子供の頃からずっと好きだった
『歌うこと』でした。

広告を非表示にする