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009 The Rose


ボイストレーニングの1曲目の教材(課題曲)は
ベット・ミドラーの『The Rose』でした。
あくまでも発声を学ぶのが目的なので
曲を仕上げるという感じではありません。

とはいえ、先生は『歌詞の意味を知ること』を
とても大切にされていました。残念なことに
このときのわたしは少し斜にかまえていたのか、
この曲の持つ偉大なメッセージをまっすぐには
受け止めきれませんでした。

なかでも、この歌詞。

It's the heart, afraid of breaking
That never learns to dance
It's the dream, afraid of waking
That never takes the chance

『傷つくことを怖れている心が
躍りかたを知ることはない
目覚めることを怖れている夢が
チャンスを掴むことはない』


まるで、膠着状態のわたしを歌っているよう。
だからこそ受け止められなかったのかな、と
今となっては思います。

でも、この歌は希望に満ちたメッセージで
こう締めくくられるのです。

『だけど覚えていて
冬、きびしい雪の下眠る種は、
春、太陽の愛を受け、薔薇の花を咲かせる』

わたしはこの歌をくりかえし歌うことで、
自分の心の中に眠りつづける花の種に、
愛という、太陽の慈しみ深いエネルギーを
届けていたのかもしれません。

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