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011 A Ray of Hope

頑張れなくなった、本当の意味。それは、

「頑張っていないのは『普通』なのであって
『何もしていない』のではない」

ということを、身をもって知ることでした。

やっとわかった、いや、わかっていたけれど
どうしても認めたくなかったこと。
それは『会社がつけた自分の値段』。

いま思えば、自分はこんなもんなのか、と
早いとこ現実を受け入れたらよかった。
でもそれが、どうしてもできなかった。
かといって転職する勇気もなかった。
がむしゃらに仕事をしてごまかした。
自分のこころに耳を傾けず、外ばかりを見た。
迷惑どころか、たくさんの人を傷つけた。

そういうやり方はもうやめよう。
水増しなしの、原寸大の自分にもどろう。
その小ささをきちんと知ること。
それは決して絶望などではない、
希望への第一歩だ。

そんな決意をして、長崎を発ちました。


いま、わたしの手元に、一枚のメモがあります。
施術の翌日、部屋に備え付けのノートパッドに
静かなこころに浮かんできたさまざまな思いを
書きつけたものです。

もがいていた2年前の自分のことばは、
あらためて読んでみると、ところどころ、的外れ。
『不完全ながらもよりよい選択』はやがて
今までにないなにかをかたちづくりはじめますが
それがはっきりとその姿をあらわすのには
少しばかり、時間が必要でした。


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