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046 結び目

帰り道、駅までの道をゆったりと歩いていました。

(行きは焦りまくりで周りを見る余裕がなかった)

駅に近づいてきたころです。
おしゃれな感じの中華料理店が、ふと目に入りました。

すぐに帰らず、ここで今から食事をしよう。
そうすれば、この町と、自分との“縁”をつなぐ
小さな“結び目”をつくれるような気がする。

お店のかたと言葉を交わしながら
なんとも品のよい五目焼きそばを食べました。
美しく切り揃えられた野菜が想像を超えて美味しく、
それは、料理の腕もさることながら
素材への熱いこだわりを感じさせるに十分なものでした。

帰りの新幹線では、大家さんから手渡された
1枚の紙をあらためて眺めました。
そこには、16もの設問(!)が並んでいました。

あー、、、よみがえる遠い日のシューカツ。
(当時はシューカツなどと略さなかったがね、、、)

ぼんやりとイメージをひろげ
帰宅後、夜遅くまでかけて一気に書き上げました。

大切なのは熱意と、スピード。
早さもひとつのメッセージだと思ったのです。

とはいえ深夜の手紙は、要注意案件。
その2日後に、大家さんにメールを送りました。

大家さんからは、希望者の内覧が続くので
結果が出るまでしばらくお待ちください、と
返信をもらいました。

このエントリーシートを書くことをとおして
わたしは自分の思いを言葉にすることになりました。
そのことばのひとつひとつが小さな結び目となり
わたしとこの家を、きっと結びつけてくれる。
こころから、そう願いました。

 

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