057 四つの柱 その3 ハートオブヨガ つづきのつづき

ハートオブヨガの恩恵は
自分の呼吸を感じるところから始まりました。

社会の中で生きるとき、わたしたちは
調和というものを無視することができません。
互いを思いやり、ときに配慮を強いられ、
たまに(?)我を通したりもして、生きている。

ハートオブヨガで学んだことは
そういった調和=ハーモニーではなく
その前に、外の世界と触れ合う前に、
まず、自分自身の音をただ聴くこと。
自分の色を、ただ、見ること。

その色が、その音が、『美しい』かどうか?
そんな問いは捨ててしまいましょう。

自分の命そのものである『呼吸』を
そのまま自由にさせること。

そこから、すべてが始まりました。


呼吸をさまたげることなく動いていけば、
やがて、動きに誘われて呼吸は変化をはじめ、
『深い呼吸を意識しておこなう』のではなく
『結果として呼吸が深まる』という体験をします。
このシンプルな経験は、わたしに
『目標や目的に向かってまっすぐ進む』やり方とは
ひと味違うアプローチを手渡してくれました。


呼吸法と瞑想は、身体を動かしながら体験した
『自分の呼吸を自由にさせること』を
さらにシンプルにおこなうものです。

呼吸とともに、やがて意識も鎮まり
『自分を自由にさせること』だけが残りました。
それは、だれかの自由を尊重することと
シームレスにつながっていきました。


いかがでしょう。
ヨガを実践している人ならば
ヨガの恩恵はそんなもんじゃない!
もっとたくさんのギフトがあるんだ!と
感じられるかもしれませんね。
(はい。それは幾多の真実のうちの一つです。)


困難を抱えていた当時のわたしには
この『手のひらサイズのギフト』が
本当に有り難かった。

そして、ずいぶんと元気になってきた今でも、
この宝石はすこしも色あせることがありません。
そのきらめきのひとかけらが、このポストです。
もしなにか伝わったら、うれしい。


お世話になったすべての先生方。
共に学んだみなさん。
有り難うございました。