059 四つの柱 その4 言葉と心理技術で病気をやめる つづき


理論もいいけど、興味を持ったことについては
『とりあえず受けてみたい派』のわたし。
梯谷先生の元で学ばれたカウンセラーさんを
訪ねました。

 

そこでカウンセラーの先生がおっしゃったことは

・貴方の問題の根っこは『強い無価値感』にある。
・親、家族との関係性に子供は強く影響をうける。
 子供にはそれを避けるすべがない。
・子供の時は無力だけど、大人になった自分なら
 時間をさかのぼって対処が出来る。
・まずは、お母さんに今まで言えなかった思いを
 手紙に書いて伝えましょう。
・無価値感を持つに至った決定的な出来事を
 特定できるなら、言葉と心理技術でその記憶を
 書き換えて解消することが出来ます。
・まあ、まずはお手紙を書くことですね(ニコッ)

 

デデーン。親とのー。関係性ー。
これはあらゆるセラピーや心理カウンセリングで
言われている、王道中の王道ってやつです。

「そこそこうまくやってるので、問題ありません」
そう思っていても、結局ここに戻ってくるのか。

 

往生際が悪いわたしは、先生に訊きました。
「母への手紙、書きます。書きますけど、それを、
 書くけど出さない、という選択肢というのは
 どうなんでしょう?」

先生は朗らかに答えます。
「書くだけでももちろん、意味はあります。
 物理的に渡せない場合もありますからねぇ。
 例えばすでに亡くなられているとか。
 でも、渡したときの変化は素晴らしいですよ!
 手紙を読んだお母さんも救われると思います」

「なんで母が救われるんですか?母にとっては
 キツいことしか書かないのに」

「思いの丈をぶちまけるだけ、は絶対だめです。
 必ず、私が今から伝える書き方を守って下さい。
 そうすればうまくいくでしょう」

そして丁寧にメモを取り、帰宅。
それから毎晩。二週間かけて、手紙を書きました。
書いては泣き、書いては泣き。全然前に進まない。
自分の気持ちを認め、言葉にするというプロセスは
なるほど、セラピーとしても機能するようです。

 

ついにすべてを書き終えて、先生から教わった通り
体裁を整えました。
清書し終えたとき、心が本当にすっきりしました。

そこで頭をもたげるのは
(もうこれでよくない?出さなくてもよくない?)


葛藤の末、なんとか渡しました。

 


その後しばらくして受け取った長い長い返事は、
ここに書ききれない、あらゆる色の感情を
わたしにもたらしました。重かった。

 

いまは、本当に良かったなあと思えます。
独りで抱えてきた重荷をやっと下ろせたから。
いまの母との関係が、わたしはとても好きです。

 

追記

というわけで結局、言葉と心理技術の施術自体は受けておりません!