063 ドミノ倒し 前編

白旗宣言からしばらくして、面談がありました。

このときすでに、収入は激減してました。
入社半年でついたばかりの有給が消えていく。
快方に向かう見込みがあるわけでもなく、
このままいくと非常にまずい。

叶うものなら在宅勤務できないものかと思いました。
机に座れれば、あとは何とかなる気がして。


なので、わたしから話をきりだしました。
もう仕事行くのしんどいんです、
在宅やったら何とかなるかもしれない。

ダメ元で、そのまんま、言ってみました。


でも会社としては在宅勤務を導入していない。
そうか、残念。やはり、仕事はここまでか。


…そこからの、話の展開!

東京と大阪以外に、唯一ある地方拠点。
そのすぐ近くに部屋を借りて仕事するのはどうか?
うーーーーーん。

電車通勤しなくていいし。
うーーーーん。

水も空気も都会よりずっといいよ。
うーーん。

家賃も、物価も相当安いはず。
うーん。


いやいやいや、まって!
わたしの東京ライフ。
まだやりたいこと、たくさんある。

でも、そんなこと言ってる状況じゃないのは
自分が一番、よくわかってた。


それでもさすがに即答はできず、
考える時間がほしい、と伝えました。

1週間くらいで心の整理をして、結局
行くことに決めました。


実際、東京を離れることはさみしかったけど、
「これで元気になれたらいいし、もし
それでもだめなら、その時はやめたらいい。」と
言ってくださったことが、心底有難かった。
そして、何よりも。

この町、海のすぐそばだったのです。